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プロフィール

登録日: 2019年12月16日

記事 (28)

2026年8月31日25
60年愛される喫茶店「それいゆ」: 2代目への継承
西荻窪駅の北口を出て、平和通りを歩いてすぐ。うさぎのマークのスタンドと、温かな光が漏れる窓が目印の喫茶店がある。店内には、昔からの常連客から若い世代までさまざまな人が集い、それぞれの時間を過ごしている。 西荻窪は古い個人経営の喫茶店が多く残る街として知られている。そのなかでも、店主の世代交代が成功した例は決して多くない。長く愛された喫茶店が後継者の不在によって閉店してしまうという話は、西荻に限らずどこの街にもある。私たちはこれまで、こけし屋、喫茶店ダンテやどんぐり舎といった、長い歴史をもつ西荻の喫茶店を取材してきたが、多くの場合(例えばダンテさん)、創業者が引退する時点で店も終わってしまう。今回はそうした老舗のなかでも、創業から60年を迎え、2代目へとうまく引き継がれた1軒を訪ねた。平和通りの裏手にある喫茶店「それいゆ」である。 この店を切り盛りするのが、2代目店主の廣田桃江さんだ。アニメCG制作の仕事から転身し、母と叔母から受け継いだ場所を大切に守ってきた。「接客は緊張するんです。」と自認しながらも、店に流れる空気には桃江さんの誠実で温かな人柄がどこか表れているように感じられる...

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2026年8月8日27
ブルースが流れる地下の交差点
西荻窪駅北口を出て左側、伏見通り商店街を進むと見えてくる大きな赤鳥居。その鳥居をくぐって奥に進むと看板があり、右手のビル地下に「ほうぼう屋」がある。そこはブルースの流れるダイニング・バー。一見すると酒場という感じであるが、しっかり食事も出来る飲食店である。現在はランチから営業している。しかし、ふとした瞬間、ほうぼう屋はそれだけでは説明できない場所に思える。音楽、料理、飲み物、会話、そして西荻らしい人のつながりが、地下の小さな空間でゆっくりと交差する。 店のオーナーであり料理人は、好子さん、通称「すーさん」である。岩手から上京した若き日にブルースと出会い、音楽関係の仕事を経験し、一人海外を旅し、飲食の現場で働きながら、自分の店を西荻につくってきた。その長い物語とブルースへの想いは、今も店の空気の奥に流れている。新規のお客には、メニューや店の成り立ち、ブルースや音楽について説明する。常連客には気さくに声をかける。ときには隣り合った客同士をゆるやかにつなぐこともある。ブルースの店と聞いて少し身構えて入ってきた人にも、ここは音楽に詳しい人だけの場所ではなく、食事をして、飲んで、会話をして...

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2026年6月26日29
「こんにちは、友よ」:西荻の角に居場所を見つけたフランス料理人
西荻窪駅から徒歩約七分、東京女子大学の方角へ向かう小さな通りの角に、家庭的な雰囲気を漂わせる十六席のフランス料理店「Bonjour les amis(ボンジュール・レ・ザミ)」がある。2025年2月にオープンしたばかりの店だ。すぐに目印が見つかる。ハートの形をしたショーウィンドウの中に、スーツに身を包みベレー帽をかぶった一人のフランス人男性が、ワインのボトルとグラスを手にしている――店の手描きのトレードマークである。 オーナーのヨアン・ロアール(Yoann Rohart)さんは、四十代に入ったばかりのフランス人。出身はパリ郊外、ヴァル=ド=マルヌ県のボヌイユ=シュル=マルヌである。「パリ、というか、パリ郊外の九十四(94)、ボヌイユです。クレテイユのすぐ隣ですね。ボヌイユ=シュル=マルヌ、正確に言うと」と本人がこだわって付け加える。インテリアデザイナーとしての訓練を受けた後、ボルドーで数年間、建材販売の仕事をしていたが、ある日、東京に移り住むことを決意した。今は店を一人で切り盛りしている――調理、接客、皿洗い、経営、すべて。窓辺から通行人に手を振って挨拶することもあれば、「コーヒ...

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James Farrer

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